五神総长メッセージ ― 総长选考プロセスの検証结果を受けて ―

総长选考プロセスの検証结果を受けて
【経纬】
2020年10月2日开催の総长选考会议で、藤井辉夫氏が东京大学の次期総长予定者に正式决定され、そのことは同日行われた记者会见において、小宫山宏総长选考会议议长から公表されました。その际に小宫山议长は、今回の総长选考のプロセスに関して、东京大学の部局长および元役员等から同议长宛に意见书や质问状等が寄せられたことを踏まえ、今回の総长选考手続きにおける问题点の有无について検証を行う旨の発言をされ、その后総长选考会议の议を踏まえ、10月8日に総长の私に対して、公正かつ中立的な立场の人々に検証を委嘱したいので、検証委员会の设置等について然るべき形で协力して欲しい旨の要请がありました。
私もこの検証作业は东京大学にとって极めて重要な意味があると考え、ただちに泉徳治弁护士(元最高裁判所裁判官)を委员长とし、5名の弁护士によって构成される検証委员会を立ち上げることといたしました。
検証委员会は、私を含む多くの関係者から聴き取り调査を行なうなど、丁寧な検証作业を行ったうえで、検証结果を本12月11日に报告书の形で私のもとに提出して下さいました。検証委员会の迅速な作业に対し、厚く御礼申し上げます。
受领した报告书は、ただちに教育研究评议会委员全员と経営协议会委员全员にメールでお送りしました。総长选考会议は教育研究评议会委员8名と経営协议会委员8名で构成されますので、総长选考会议委员全员に报告书が渡されたことになります。
さらに、10月9日付けの総长メッセージ「総长选考プロセスの検証について」でお约束したとおり、报告书の全文を东京大学のウェブ?サイトに公表し、东京大学の教职员?学生をはじめ、この问题に関心をお持ちの方たちにお読み顶くことにいたします。
【次期総长予定者について】
総长选考会议は、10月2日に东京大学の次期総长予定者として藤井辉夫氏を决定し、公表しております。検証委员会の报告书は、「藤井候补を次期総长予定者とする决定は、正当に成立し、全く问题のないものである」と述べています。これを踏まえ、引き続き、所定の手続きを遅滞なく进めてまいります。
【现総长の责任と今后の课题について】
総长选考会议の运営に混乱が生じ、东京大学のガバナンスに対する社会的信頼に负の影响を及ぼしたことは、まことに遗憾であり、东京大学の最高责任者として深く反省いたしております。
総长选考会议は、法制上、総长を解任する実质的な権限を有する中立性の高い机関であり、総长といえどもその运営に口を差し挟むことは适切ではありません。しかし、総长选考会议の组织构成等に改善すべき问题点が存在することは否定できない事実です。现に検証委员会は、その报告书の中で、几つもの问题点を指摘した上で、见直しの方向性について、学内委员の在任期间、総长选考会议の运営、学内构成员に対する情报提供の改善、総长选考会议の事务局机能の强化という4项目からなる大変贵重な意见を付していただいています。残された任期中に、改善すべき点を可能な限り改めた上で退任することが、私が责任を果たす最善の方法と考えます。
もちろん、私の任期中に解决できない问题や、次期総长に委ねるのが适当な问题もあるでしょう。検証委员会の报告书を精査し、広く学内外の意见をお闻きしながら、如何なる问题を如何なる手顺で検讨すべきかを考え、私がやるべきことについては、遅滞なく対処していく所存です。
五神 真