有马朗人先生の讣报に接して(総长谈话)

有马朗人先生の突然の讣报に接し、东京大学を代表し、深い哀悼の意を表します。
有马先生は、原子核物理学が诞生した顷から最近に至るまで、物理学者として多くの辉かしい业绩を挙げられました。1989年~1993年には第24代东京大学総长として、大学院重点化や产业界との连携等に取り组まれ、本学の発展に多大な尽力をされました。総长退任后は、1998年~1999年に文部大臣も务められ、法人化への変革を推し进められました。
私は、2017年に広报誌『淡青』の企画で有马先生と対谈する机会を得ましたが、私の大学改革の取组みについても有意义な议论を交わさせていただき、多くのご示唆を顶戴したことを鲜明に覚えています。有马先生には本学地域同窓会连合会会长を务めていただいており、一ヵ月ほど前にお会いしたときは、たいへんお元気でおられただけに、惊きにことばを失っております。
有马先生の、学术及び我が国の教育全体に対する多大なご贡献に感谢申し上げるとともに、先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
令和2年12月8日
東京大学総長 五神 真